5月中旬の新聞記事に、「がん患者心もケア」というものがありました。

病気と向き合うためグループ療法という副題で、
グループ療法(集団心理療法)による、
患者の心のケアに取り組んでいる病院についてが、
記事の主な内容。

同時期に手術をした患者5~7名でひとつのグループとなって、
決まった曜日に1時間のミーティングを行うというのを、
入院中に1回、退院してから4回行うプログラム。

手術が同時期だから、その後の治療も同じような時期に進むので、
同じような脱毛・ウィッグ・頭皮などの悩み、その他の不安な心も同時期に起こるので、
同じように抱えている不安や悩みを本音で語れる場でもあるようです。

グループの司会役は医療従事者。
この記事の場合は、乳がん専門施設での事例で、司会役は乳腺外科の医師が担当。

誰にも見せられない自分の不安や悩みや弱さを話して、相談して、
そして、会話をすることで情報を交換できたり、
1人では気付かなかった解決方法が見つかるかもしれない、など、
グループ療法による心のケアがされていくようです。


今、振り返ってみると、癌の患者さんは病棟にたくさんいたけど、
肉腫の患者さんが、同じ病棟にいたのか?いなかったのか?それすら分かりません。

癌患者さん同士は、癌についての情報を交換できていたけど、
肉腫患者は、どうみても私だけだったから、
情報も何もないし、当然、みんなとは違うから・・・みたいに、病室内でも、
引きこもりがちになって、カーテンを締め切ってました。

そんなときに、このようなグループ療法があったとしたら、
不安や悩みを吐き出せて、早期に気持ちが軽くなれたかもしれません。

トレーニングを受けたスタッフがいない、時間、場所がない、
診療報酬の対象になっていない、という理由から、
このようなグループ療法を実施している施設は少ないようです。
2007.1の調査で行っている施設は7施設と書いてありました。

この記事の最後の方に、がん患者を精神的にサポートする、
「サイコオンコロジー(精神腫瘍学)」について書かれていました。

初めて見た「サイコオンコロジー(精神腫瘍学」という文字。
さっそく検索してみると、国立がんセンターHPの中に、
精神腫瘍学グループのページがありました。

そこには、一般のかた向け資料をダウンロードできるページがあって、
 精神腫瘍科外来の案内や、こころのケアに関するパンフレットをダウンロードすることができます。

国立がんセンター精神腫瘍学グループ 一般のかた向け資料

ダウンロードできる資料の中に、
「がんと心」
「ストレスと上手に取り組むために」
などがあります。

「がんと心」を読んでいくと、簡単にですが、
自分で出来る心のケアを対処する方法のような、ヒントのような事が、
書いてあります。


リレーフォーライフなどは、大きなくくりで、同じ病(がん)を患っている患者さんや家族、
友人が集まり、病気についての悩みや不安を会話しながら歩いてリラックスできるわけで、
まさに、グループ療法に近い場なのかもしれないなぁ・・・と、思いました。

多分、WEB上でも、友達同士のメールでのやりとりだとか、
同じ病の人が集まるコミュニティ内でのやりとりだとか、
自分の悩みや不安を書くことによって、
グループ療法とまではいかないにしても、
話をする(書く)という行為によって、
重たい心が軽くなっているのかもしれないなとも思いました。

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2009.06.13 Sat l 健康雑記 l コメント (7) トラックバック (0) l top

コメント

>おーはさんへ

乗り越えようとしていた当時、もしもグループ療法があったとしたら、
気持ちが楽になれる速度が速かったかもしれませんよね。
私も、去年に続き、リレーフォーライフへの参加をしたいなと考えています。


>はるるさんへ

そうですよねぇ。。。
患者の全てが、自分の置かれている状況をすんなりとすべて受け入れられるか?といったら、中には受け入れられないままの人もいるかもしれませんしね。。。

こういうグループ療法みたいな場があって、自分の置かれた状況を受け入れられないということを打ち明けられる場所があれば、
心の流れも変わっていくかも?しれませんよねぇ。

はるるさんのおっしゃるとおり、WEB上でこうして会話ができるというのも、グループ療法のひとつなんじゃないかな?、そして、心のケアになっているんじゃないかな?と、思います。

私も、未来山荘がなかったら、わらびさんのサイトがなかったら、1人で悶々と沈み込んでいたんじゃないかな?と思います。
2009.06.21 Sun l 音函. URL l 編集
グループ療法ですかぁ~
告知直後は誰とも口を利きたくない!・誰とも会いたくない!という時間を経て、少しづつ現実を受け入れられると、同じ経験をしている人はどのように乗り切っているのだろう・・と思うようになる。そのような心の流れは本当に個人個人違いがあると思うのです。どんな治療にせよやはり患者の心に沿った治療であって欲しい!そう願います。

私は音函さん初め、こうして知り合えた方々とのタイミングの良い出会いが何よりの治療だと今も勝手に思ってます^^)V
2009.06.21 Sun l はるる. URL l 編集
グループ療法、確かにあったら気持ちが少しは楽になっていたのかなぁ。
リレーフォーライフに参加してみようかな。
2009.06.20 Sat l おーは. URL l 編集
>みーこさんへ

そうなんですよねぇ・・・
ほんとにいろいろな治療法があるものですよねぇ。
患者側からの痛みや不安というのは、なかなか医療提供者側にちゃんと伝えられないというのがあるような気がします。
グループ療法のように患者と医療提供者が会話できて、患者側の痛み・不安・苦しみを、聞いてもらえる(話せる)場があるというのは、お互いの信頼関係も築けるでしょうしね。
2009.06.17 Wed l 音函. URL l 編集
治療にはさまざまなものがあるのですね。個人情報云々で、孤立してしまわずにお互いの情報を交し、現状を乗り越え合うことは本当にいいことですよね。医師にとっては患者さんの気持ちや、治療の方法の糸口が見つかるはず。特に医師は婦人科系の患者さんの事、もっと知っておいてほしいな、というのが私の率直な希望です。
2009.06.17 Wed l みーこ. URL l 編集
>ミユタンさんへ

私もこの記事を読んで初めてグループ療法というものを知りました。
やはり誰でも数少ない病気ともなると不安になるものですよね。
個室の方が、気持ち的には、とても楽そうですね。
2009.06.15 Mon l 音函. URL l 編集
グループ療法というのがあるのですね。 私も自分が入院中で不安だった時にグループ療法があれば良かったのに、と思います。 入院の時は、たまたま個室が空いていたので、他の患者さんとは、まともにお話することができませんでした。3室くらいに化学療法をされている方々が集まっておられましたが、肉腫だったかどうかは わかりませんでした。 早く全国的にグループ療法というのが、できたらいいですね!。。。
2009.06.14 Sun l ミユタン. URL l 編集

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