2000年4月下旬、子宮筋腫核出術から10日後の、
術後初診察の日がやってきました。

1回目の手術後同様、軽い気持ちで診察室に入り、
手術のお礼を言って椅子に座りました。

しかし、机から顔を上げた先生の顔は暗く、
先生の口から出た言葉は・・・

先生:「音函さん、実は、
    この間摘出した筋腫の病理結果に問題がありました。
    筋腫ではなくて肉腫だったのです。」

先生の顔の暗さから言って、何か悪いものであったことはすぐにわかりました。

音函:「先生、”がん”ですか?」

先生:「いいえ、”がん”ではなくて肉腫です」

音函:「じゃあ、”がん”ではないんですか?」

先生:「いえ、”がん”です。でも”がん”ではなくて”肉腫”なんです」

音函:「・・・・・・。」

私には、これ以上先の会話を続けることが不可能でした。

なんだ?なんなんだ?

でもとにかく”がん”なんだよね?私!

死ぬの?死んじゃうの?

どうしたらいいの?

なに?なに?


頭の中が真っ白になっているせいなのか、
私の理解力が不足しているせいなのか、
先生の言っていることがよく頭に入らず、
とにかく”がん”であることには違いないということだけが、
私の頭の中をグルグル回っていました。


子宮肉腫であると告知されたこの日から5日後に、
子宮を摘出手術をするということも告げられました。

ああ、5日後に子宮を取らなければならないんだぁ。。。
さらに頭の中が真っ白になっていきました。

あさって、土曜日に、手術の説明などをしますので、
来院してくださいということで、
返事をする元気もなく、
言われるがままに、土曜日の午後の予約を入れて、病院を後にしました。


病院を出た途端に、急に涙がこぼれてきて、
立ち止まって顔をタオルで押さえて大きな声で泣きました。

その夜は、一睡もできませんでした。
生きてきた中で、夜通し泣き明かしたのは、これが初めてでした。

涙が止まらない・・・っていうのは本当にあるんだなと、
実感したのもこの時でした。
そして、涙も涸れ果てて・・・っていうのも、この時初めて体験しました。


ここで、先生の言おうとしていた”がん”と”癌”の違いについて一言。
そうなんです。
子宮肉腫についてのページでも書きましたが、
”がん”は大きなくくりで、”癌”と”肉腫”に分類されるわけで、
先生が言っていた「”がん”ではなくて肉腫です」という言葉は、
「”癌”ではなくて”肉腫”です」、と、一生懸命に言ってくれていたのです。


この時点では詳しい説明がなされなかったため分からなかったのですが、
翌日、国立がんセンターのホームページを見て、
先生が言わんとしていたことが分かったのです。


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2007.09.21 Fri l 子宮肉腫【がん】 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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